池田八幡神社例大祭 一丁目
豊町の舞台に続いて、
「一丁目(下町)」の舞台のご紹介を致します。
昔は下の町と書いて『しもまち』と呼ばれていた一丁目の舞台は、
横町豊町と同じ切妻(きりづま)起(むくり)屋根、2層構成です。
舞台の型としまして、
四輪型板車で前輪蔀型覆い付き、
後ろ舵取り式のなっています。
製作年次は江戸後期と見られ、松本市内のお祭りのだし物として製作されましたが
あまりに大きく、重量もあった為、市内を曳き回せず困っていたものを、
明治27年(1894年)に当時250円で購入しました。
2階に乗せられている飾り人形は、松本市の人形師太田長十(ちょうじゅう)氏の
大正2年の作と伝えられる初代「神武(じんむ)天皇」で、
弓の先に止まっている鳥は金のトビです。
100年以上経過した、平成12年に3000万円を
超える資金を投じ、大改修がされました。
舞台全面に彫刻がされ、特に前後の持送りの波と亀の彫刻は、
実に見事で池田町の舞台では一番の重量がある重厚感あふれる舞台です。
長方形大型舞台は、非常に貴重で、
県内に3台しかないうちの1台が一丁目の舞台となっています!!
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