北安曇郡歌「心の故郷」の集い
~CD制作発表・ふるさとの映像とともに~
皆さん、110年前に作詞・作曲された「北安曇郡歌」をご存知ですか?
池田町の住民有志でつくる北安曇郡歌普及会は、地域の風土や歴史を歌った
「
北安曇郡歌」のCDを制作している。
大北各市町村共通の故郷を歌う歌として、次世代への継承を目指し、
郡内の小中学校などに寄贈する。
日時:7月30日(土) 午後1時30分~
会場:
池田町創造館ホール
入場無料
内容・映像による郡歌に歌われている町村と名勝地紹介
・CD制作披露(音楽活動グループ やまぼうし)
・北アルプス展望美術館前 郡歌碑にてみんなで歌おう!
☆「北安曇郡歌」のCD希望者には、500円にて販売します。
問合わせ先:横澤 0261-62-4084
北安曇郡歌は、北安曇教育会が、県歌「信濃の国」の作者で知られる浅井洌に制作を依頼し、
浅井さんが作詞、早川喜左衛門が作曲し、明治36年(1903)に完成した!
当時の17町村の地名を盛り込み、北アルプスの山々や豊かな水資源、史跡などを歌っている。
北安曇郡歌
作詞 浅井洌
作曲 早川喜左衛門
1、山嶽めぐる北安曇 高嶺の雪は夏寒し
溶けて落ちくる谷水の 末は姫川 高瀬川
その中央の佐野坂は 北と南の分水地
2、町村数は十七の 中にも田大町は
郡内百貨の輻奏地 五穀蚕業 麻たばこ
造林開墾 年々に 輸出の額もいと多し
3、青木中綱 木崎湖は 北より南に相ならび
その水脈も連なりて 沖の釣り舟 網びき舟
秋の木の葉と見るまでに 浮かべるさまぞ面白き
4、木崎湖畔に いにしえの 仁科の城の跡といえば
誰が昔を忍ばざる 世々は移れど武士の
しるき功は末長く 国史にこそは残るなれ
5、登波離の橋や三清路 清音の滝や仏崎
鐘の音ひびく大澤寺 千木聳えたる神明宮
尋ねてぞみん名勝地 四方にその名ぞ知られたる
6、三湯は葛の湯小谷の湯 山深けれど避暑によく
諸病にもまたしるしあり 訪う人もなき岳の湯は
湧きいずれども名のみにて 所得ぬこそ恨みなれ
7、信濃富士てふ有明山 殊に高きは槍が岳
烏帽子とり着てえびら負い 乗鞍おかん白馬に
数え来たれば山の名は 四五六岳にとどまらず
8、真神すみし野あら熊の うつぼの洞の谷かげも
道平らけく馬車 交通運輸 便りよく
文明開化 光りそう 御代にあうこそ楽しけれ
明治36年に制定された「郡歌」は、
8番まであり長野県内でも非常に珍しいようですね。
今週の30日は、池田町創造館へ
是非訪れてみてください。
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